『ドラえもん』の主人公、ドラえもんは、起き上がりこぼしを元にデザインが考えられた。
作者の藤子・F・不二雄は、新連載のアイディアが浮かばないまま、締め切りが迫っていた。だが、そんな状況下でも、アイディアがすくに思い浮かぶような便利な機械があったらなどと空想に耽っていた。
過去にもアイディアが思い浮かばず、ドラネコのノミ取りを始めてしまった経験がある。その時のことを回想しているうちに、ついに締め切りになってしまった。
焦った藤子・F・不二雄は、叫びながら階段を駆け下りた。そのとき、床に置いてあった起き上がりこぼしにつまずいた。その瞬間、ドラネコと起き上がりこぼしの組み合わせを思いつき、ドラえもんが誕生したという。