ガラスは水中に入れるとハサミで簡単に切れる

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 ガラスの切断には普段、ダイヤモンド製の刃などが使われ、一般の人が切断するのは困難である。だが、水の中ではハサミで簡単に切れる。

 この現象は「ケモメカニカル効果」と呼ばれる。ガラスを水中に入れると水分子との化学反応が起き、少ない力でも結合が切れやすくなる。これにより、薄いガラス程度であれば、ハサミでもヒビが入ることなく綺麗に切れる。

 ただし、実際に切断するときは、切断面で手を切らないようゴム手袋などをはめて行うようにしてほしい。