お辞儀をするだけの祭りがある

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 長野県の塩尻峠(岡谷市、塩尻市)で、お辞儀をするだけの祭りがある。

 その祭りの名は、塩嶺御野立記念祭。1880年6月に明治天皇が、1947年10月に昭和天皇が塩尻峠に訪れたことを記念し、毎年6月に岡谷市主催で、10月に塩尻市主催で開催されている。

 開催日の午前10時に「一同、礼」の掛け声に合わせて参加者全員が一礼するだけで終わる。毎回数十秒から数分と短時間で終わり、両市によると「世界一短い祭り」。7月に1ヶ月間かけて行われる、日本一長い京都の祇園祭と比べると、約10万分の1の短さだ。

 祭りに参加できるのは両市の行政・議会関係者のみで、一般人は参加できないが、観覧は可能。