プロ野球の永遠のライバル、読売ジャイアンツと阪神タイガース。それぞれの球団歌『闘魂込めて』と『六甲おろし』の作曲者は、同じ作曲家である。
その作曲者は、古関裕而さん。多くの応援歌や行進曲の作曲を手がけ、「和製スーザ」とも呼ばれる。高校野球の大会歌『栄冠は君に輝く』、1964年の東京五輪の『オリンピック・マーチ』、架空の怪獣「モスラ」のテーマ曲『モスラの歌』なども作曲した。
多くのスポーツ音楽を手がけてきたが、自身はスポーツが苦手で、特に興味がなかったという。巨人ファンでも阪神ファンでもないため、抵抗なく作曲できたとも言えよう。