サッカーには、誤って自チームのゴールにボールを入れてしまう「オウンゴール」という言葉がある。だが、もしフィールド内にいる審判にゴールが当たってゴールした場合はどうなるのだろうか。
答えは、得点として認められる。日本サッカー協会が作成した「競技規則の解釈と審判員のためのガイドライン」によると、「主審と副審は試合の一員」と判断される。そのため試合は続行され、結果的にゴールとなった場合でも得点として認められるのだ。
実際に審判に当たった例は、特に不慣れな審判が多い草サッカーでは少なくない。主に、ポジション取りが悪かったり、よそ見をしていたりして当たってしまうという。審判は非常に気まずい思いをしたであろう。
ただし、観客、動物、飛来物などの「外的要因」によるものは「ドロップボール」となる。試合は一時的に止められ、外的要因がボールに触れた場所から再開することが「サッカー競技規則」で規定されている。