歴代アメリカ大統領の中には、1日だけ大統領になった人物がいる。
その人物の名は、デイヴィッド・ライス・アチソン。1849年3月4日の1日だけ務めた。
この日、前任の第11代大統領、ジェームズ・ポークの任期が終わり、後任の第12代大統領、ザカリー・テイラーが就任する予定だった。だが、米国聖公会の熱心な信者だったテイラーは、日曜日は安息日にあたるため署名を拒否。就任が1日延期された。
憲法の規定により、上院仮議長だったアチソンが1日だけ大統領職に就いた。アチソンはその日、ほとんど寝て過ごし、大統領としての仕事は一切しなかったという。